『さいぼーぐしまむらさん 〜朝ごはんとお嬢さん編〜』
の、まえがき


written by yuma-sama



    

「さいぼーぐしまむらさん」は「正義の味方・お嬢さん至上主義のみなさま連」
に折り畳まれるために存在しているモノである。
お嬢さんの幸せを願うみなさまの監視の目をかいくぐり、
「僕だって男だも〜ん、ちょっとくらい他の娘さんと楽しい時間を過ごしたっていいよね〜♪」
《それが男ってもんなんだもんね、愛情と出来ゴコロは別モンだ、
それでも一番にすきなのはふらんそわーずだも〜ん♪大事にしてるも〜ん♪♪》
と、きれいな娘さんに手を伸ばそうとした途端、複数の手と足が伸びて、
踏まれ蹴られ殴られ折り畳まれる、しまむらさん!!
でもいいの、おうちに帰ればお嬢さんがやさしく迎えてくれるから♪

    




「正義の味方・お嬢さん至上主義のみなさま連」メンバーさまより、コメント。

『(しまむらさんを)折り畳むのは、本当に大変なんですよ。
だって相手は鋼鉄のカラダを持つ男ですから。
がんばった私は、翌日には全身筋肉痛なんです(>_<)!』

どうやら腰にもキているらしく、患部に手を当てながら泣き出してしまったそのメンバーさまをフォローするように、
『でも』
と、別のメンバーさまが口を開きます。
やはり、とてもくやしそうです。

『でもしまむらさんのほうは、さっさとギルモア博士に壊れたところを直してもらって、涼しい顔で起きてきて、
「フランソワーズ、今日の朝ごはんなに? ・・・え、僕、味噌汁とごはんがいいのにな〜。あと、だし巻き卵♪」
とかワガママ言って。
お嬢さんが用意してくださった焼きたてパン(当然自家製)とか、特製手作りドレッシングをたっぷりかけたサラダとか、プルプルッとふるえる半熟に仕上げた目玉焼きとかの素晴しい朝食を、拒否しやがるに違いありませんッ』

ああ、このひとも泣いちゃった!


しかし、、、ですよ、メンバーのみなさま!
泣く必要なんてないかもしれません。
ほら・・・どこかから、優雅な、勝利の笑い声が聞こえてはきませんか?

そうです。
一番上手に、しかも完璧に、しまむらさんを折り畳むことができるのは・・・・・・・・・




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