written by みさやんさま


穏やかな昼下がり。
フランソワーズは使い終わった食器の汚れを軽く水で洗い流し、次々とそれらを食器洗い洗浄機の中へ並べた。
「ふぅ…」と自然に出た一息。

「…これは僕が洗うから」

その声に振り返ると、ジョーが空いたグラスとボトルをシンクに置き、着ていたシャツの袖を腕まくりしているところだった。
「あ…」
「ん?」
「怪我…」
「ああ、これは博士が治療するほどでもないって…」
「あの時…柱の影に待機しててって言われてたのに…守らなくて、ごめんね」
「…あの時、君が敵に撃ち込まなかったら、僕は腕の怪我どころじゃなかったから」
「パラライザーの傷って、痛む?」
「かすっただけだから、たいしたことない。大丈夫だから心配しないで」
「うん…ごめん」
「気にしないで。君は僕の命を護るために飛び出してくれたんだから、僕がお礼を言わなきゃね」


しばらくの沈黙のあと、フランソワーズが口を開いた。
「ねえ、二人なのに随分飲んだのね」
「ほとんどグレートだよ。数日に渡るメンテが終了したから、解禁祝いとかって。最近は張大人に、「若くないんだから」なんて散々言われて、量を減らしてたみたいだけどね」

メンバーの中では最高齢のグレートは、ミッション後のメンテナンスに数日かかることもしばしばあった。その間、アルコールは控えるように博士に言われているのだが、毎日晩酌している彼にとって、数日の酒を我慢するとゆうのは結構に辛い事らしく、すべてのメンテナンスが終了した今日、早速ジョーを誘って嗜んだらしい。最も手っ取り早く視界に入った人間がジョーであったので、彼を誘ったにすぎなかったのだが…。

フランソワーズは彼の言葉に甘えると、立ち位置を譲り冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出した。
「僕にも頂戴」
「うん」
ただグラスを洗っているだけなのだが…。
これが数日前まで戦地にいた最強の男かと思うと、不思議な気持ちになる。ここにいるのは普通の若い男性で、私服で街を歩いてたって違和感はないはずで…彼が背負っているその運命の重さに気がつく人間は、誰一人としていないだろう。
ジョーの横顔をじっと見つめる。
サラリとした栗色の髪の毛だって、その長い睫毛だって、人工のものだって誰も気がつかないだろう。

キッチンに飾ってある3本のガーベラの花。
留守(戦闘)の間に枯れていると思ったのだが、栄養剤が効いたのか元気にメンバーの帰りを待っていてくれた。フランソワーズはその花を見て安堵した。
そこには出掛ける前と変わらない光景があったから。
今回もまた、誰一人欠けることなく日常に帰れたと感じた。
自分達は、戦争と平和な時間とのギャップがありすぎるのだ。
コポコポと二つのグラスに水を注ぐ。

「ねえ、今日のミュージカル6時からなんだけど、当日券があるみたいだから」
「うん。覚えてるよ。僕はそんなに飲んでないんだ。途中からウーロン茶に変えたからね。だから運転も大丈夫」
「私が運転しても良いわよ」
「それは、どっちでも良いよ。気分によって好きにして良いから」
ジョーの前髪が揺れて、フランソワーズの方を見て優しく微笑む。
戦闘中には見れない表情。

「なに?」
「え…」
「さっきから、ずっと君に見られてるから…」
「…もっと、見ていようかな…」
「見てるだけで、満足なの?」
「うん♪」
ジョーは濡れた手を拭き終わると、ニコニコと微笑む彼女の頭にポンと手を置いた。
そして空いているほうの手で、ふわりと彼女の身体を抱き寄せた。

「小さい。身長だって、僕の肩くらいだし、腰だってこんなに華奢で。時々…なんでこんな君が戦場にいるんだ。って腹ただしくなるんだ。聴視覚と超聴力の手術なら、別に女性の君じゃなくても、男性だって良かったんじゃないか?って…」
フランソワーズは思わず顔を上げる。
「…そうね…男性の方が戦闘に向いてる。こんな身体じゃ…足手まといだわ」
「違う。そうじゃないよ。だから…危険な目にはあって欲しくなくて」
「でも私は003よ。戦場は平気だわ。そのために改造もされてる…。一人別の場所で、皆の帰りを待つなんて嫌。…でも、それが任務なら遂行するけど…」
そう言い終わった彼女の瞳に、涙が滲んでいた。
それが瞬きと共に、こぼれ落ちる。
「これは…少し…感傷的になっているだけよ。自分で解ってるの。気にしないで」

その場で待つことだって、戦闘をスムーズに進める一つの手段ではある。
生死を分ける現場では、自分の能力を越えたことを望んではいけないことも判っている。
実際、参戦しようと飛び出して敵に隙をつかれ、加速したジョーに抱きかかえられて救出されることも多い。そんな自分が嫌になったことが何度もある。
その気持ちをジョーに話したこともあったが、それぞれ能力分担されているんだから、互いに不得意な部分は補い合えばいいんだ、なんて解りきった返事が返ってきた。

「フランソワーズ、ごめん。言い方が悪かった。…これからも僕をサポートして。お願い」
ジョーは彼女の涙に驚いたようで、抱きよせたままその細い肩に視線をおとした。

「フランソワーズ。僕に笑顔を下さい…」
彼女の頬を伝う涙を、ジョーの手が優しく拭う。

「ごめん。家の中ではハンカチ持ってないんだ」
「…さっきまで私、笑ってたのにね。ちょっと待って、スマイル、スマイル…」
フランソワーズは笑ってみせるが、泣き顔で上手くいかない。
「…ごめん。ほんとにさっきまでニコニコしてたのに…僕のせいだね」
「ふふ、ジョーったら謝ってばかり…。これはあなたのせいじゃないわ。感情が表に出てしまった私が弱いだけ。でもこれで良いと思ってる。泣けるから、私達は強いんだわ。喜怒哀楽があるからロボットには負けない」
「…これからも護るから一緒に、…皆で頑張ろう」
ジョーは両腕で、フランソワーズの身体をぎゅっと包みこんだ。
「少し苦しいわ」
「ごめん。いま緩めるよ」
「もう、また謝ってる…」
「はは、ほんとだね。…ねえフランソワーズ。しばらくこうしてても…良いかな?」
「…いいよ…」
「安心するんだ」

ジョーに抱き寄せられると安心する。
心の底からも身体の隅々からも、その強張りが緩められていくように。
彼もまたそう感じてくれることに、フランソワーズは喜びを感じていた。
「身体中の、気持ちの中まで…結び目がほどけていくようなの」
「僕だって同じだよ。ただこうやって…君と…」
「ジョー…」
彼女はその腕の中でそっと目をつぶる。

「君は、いつだっていい匂いがする。お日さまみたいだ…」
ジョーもまた瞳を閉じて、彼女の温もりと、今生きて彼女を腕に抱いている現実に安堵していた。



ガタリ!!


「!!」
二人が同時に目を開けたとき、床に置いてあったワインの瓶が床をゴロゴロと転がり、それに足をつまずかせたらしい博士が「おっとっと!」とヨロケながら突然、二人の前に躍り出た。

―――――!!」

「は…博士…」
咄嗟の出来事に二人は声を合わせた。
「あ、いや、すまんの〜。年をとると躓きやすくなっていかんわい!ちょっと喉が渇いてな。ゲホ、オッホン!あ!今きたんじゃ!別に何にも見とらんわい!!わ、ワシに気にせず続けてよろしい…」
「え、いや、その…僕達は何にも」
「そ、そうよ博士!お茶いれますわ。な、何がよろしいかしら?紅茶、日本茶…」
そろそろと身体を離し、くるりと背を向ける二人だが顔は真赤である。
気まずい空気が三人の間に流れたが、それを救うように電話が鳴った。

「おお!わしが出るわい!」
「いえ、僕が…」
「いいえ!私が!」
「君達は、そのまま『仲良く』しておったらいいんじゃよ!」
「なっ、僕達は、大丈夫ですから!って何が大丈夫なんだっ!」
「ワシは見とらんわい!」
「そうよジョー、それって意味不明よ。それより博士も『仲良く』しましょうか?」
「は??な、何言ってるんだよ!君こそ意味不明だよ、フランソワーズ!」
「なっ…。だから習慣よ!hugよ。hug!」
「な、君にとっては…さっきのはただの習慣だったのかい?!」
「ジョー、こんなときに馬鹿なこと言ってないでよ!あなたとは、習慣な訳…ないじゃない…」(照れ)
「フランソワーズ…」(照れ)
「やれやれ、若いもんは…」

三人はもつれるようにぶつかりながら、さらに言葉を交わしながら、一目散に電話へ向かい走り出していた。
結局、電話に出たのはジョーだった。博士にうっかり見つかって途端にドキドキした人工の心臓は、最強のサイボーグの息を切らした。

「はあ…はあ……hugね…」
「は?『フグ』がどうしたアル???」
「は、hugだよ。ちょっといろいろあって…」
「それより、な〜に息、きらしているアルか???」
「あ、いやだから別に…。張大人だよね?」
「そうよ。ワテは男の『そんな声』には興味ないアル。グレートのメンテナンス終わったアルか?」
「うん。でもいま寝てるんだ」
「ん?あんまり調子が良くないのか?」
「いや、メンテ明けの泥酔ってやつ」
「まーた、飲みすぎたのことね。誘われても断っていいのよ〜。一人でだって飲んでるんだからネェ。ところで、夕方から店を開けることにしたのヨ」
「今日、定休日じゃなかったの?」
「大事なお客さんから電話が入ったアル。だから特別にお店開けるのよ」
「もしかして貸し切り?」
「普通に営業するアル。(戦闘で)休んでいたぶん取り戻すのヨ。だから人手がいるアル。悪いけどグレートはんの、『搬送』よろしくのコトよ」
「わかったよ」
電話をきって振り向くと、博士がわざとらしく新聞を読んでいる姿があった。
その隣で、フランソワーズが紅茶とロールケーキを用意している。
「グ、グレートを起こしてくるよ」


夕刻になる前に、店までグレートを送ろうと思ったジョーは、自室で寝ていた彼を起こしにかかったのだが、泥酔しているために上手くいかない。そこで仕方なく抱きかかえて階段を降りることにした。
「ねえ、グレートだけど、コート着てたわよね」
「あ、そうだった。取ってくるよ」
ジョーは取りあえず、グレートをソファーに寝かせると、また階段を登って行った。
その間に、ゴン!と音が聞こえて、グレートがゴロンと床に転がっていた。
「あ…!」
フランソワーズは彼を抱き起こすと、ソファーに 寄り掛からせた。
「ねえ、グレート、もう起きて」
「ムニャムニャ…。……ささやかな…眠りにつつまれているのだ…おやすみ…」
「駄目よ。お店どうするのよ」
「…辞めましょう…ムニャ…」
「は?そんなことしたら、張大人ひとりで大変じゃない、ねえってば!」
「…どうせつまらぬ…人生ですから…」zzzz。
「え?そんなことないわよ。グレートは充分、頑張ってるわ!」
グガーーーーッ、グガーーーーッ。
「…うっ…お酒くさい…」
フランソワーズは、彼を起こすことを諦めると、その場に立ち上がった。
すると次の瞬間グレートは、身体を変形させ、蛇のようにくるくるとテーブルの足に巻きついたのだ。
「ああ!ねえ、ジョ〜!!」
「どうしたの?なに?」
ジョーが階段から降りてきていた。
「あ!グレート!」

うーん!くっ!それっ!

「フランソワーズ。そっちひっぱって!」
「ひっぱってるわ!」
「駄目だ」
「はあ…ほんと、離れないわ…」
二人はテーブルに絡まったグレートを、その場に置いた。

「こうしっかり巻きつかれたんじゃ無理だよ。力任せに外すと、テーブルを壊しかねない」
「それは駄目よ。このテーブルは、安っぽくみえても実は高いのよ」
「え?そうだったの?知らなかった」
「や、安っぽいとはなんじゃい!」
紅茶を吹き出しそうになりながら、博士が突っ込んできた。
「…そう…真実とは…時に…残酷である…ムニャ…」zzzzz。
「安っぽく見えるのが真実らしいですよ、博士」
「ジョーまで、そんなこと言いおって!」
「もう!さっきからなに、寝言、言ってるのかしら」
「シェークスピアじゃよ。夢でもみておるんじゃ」
お茶を終えた博士が呆れ顔で近付いてきた。

「博士、なんとか出来ませんか?」フランソワーズが問う。
「思い出したんだけどさ、フランソワーズ。寝言には返事しちゃいけないんだよ。だから…シ〜!」
ジョーはフランソワーズの唇に、軽く自分の人差し指を当てた。
「私、さっきから、普通に返事してたけど?それに博士だって」
そう言いながらも次第にフランソワーズの声が小さくなった。
そして自分の唇に、人差し指を当てる。

「もともと迷信なんじゃが、医学的にはレム睡眠時に寝言を言うんじゃよ。脳の眠りが浅いだけで、身体は眠っている。その時に返事をすると、浅い眠りの脳は返事をしようとする。そうすると安眠を妨げるわけだから、よくないと言われておるんじゃ。この分ならそのうち起きるじゃろうて」

「う…ん。…親しい…友人のような…は…悩みを…追い払ってくれる……ムニャムニャ…」
「グレート。悩みを追い払うどころか、僕達はどう対処すべきか悩んでるんだけどね…」
「……それは…すまない…ムニャ…」zzzz。
「ジョー、声が大きいわ…シ〜!」
「あ!…」
その時、背後で落ちついた声がして三人は振り向いた。

「親しい友人のような美酒は、人知れぬ悩みを追い払ってくれる。今のは作曲家ヴェルディの格言だよ。ところで、こう酔ってたんじゃ、誰か変わりに手伝いにいくしかないだろうな、そろそろ時間も迫っている」
「あら、アルベルト。おかえりなさい」
「おお、帰ったか。夕方から君のメンテナンスじゃ」
「ああ、ただいま。それから、分かりました博士。用意したら下に行きます。ところで、外出がてら張大人の店を覗いたんだが、夕食に料理研究科の津山宏二が来店するらしいな」
アルベルトは黒皮のコートを脱ぎ、それをソファーに置いた。

え〜〜〜っ!またあ??
「なんだ。ジョーは随分いやそうだな」
「あの時僕は…」
「パシリのことか?ああ、あれは適任だったな」
「て、適任って!」
「その後も何度かパシリしてるそうじゃないか。張大人が感謝してたぞ」
「頼まれるんだ」ジョーがぼそりと呟く。
(それはあなたが断らないからでしょ…)とフランソワーズ。

「張大人だが、以前のように張り詰めたようでも、急いでるようでもなかったぞ。でもグレートがこれでは、厨房の人手が足りなくて大変だろうな。他の客もいることだろうし。で、どうする?…あいにく俺は料理には疎いもんでな。グレートの変わりに、二人で手伝いに行ったらどうだ?」
zzzzzz。
グレートは規則正しい寝息をたてている。ジョーとフランソワーズは顔を見合わせた。




***

結局のところ閉店時間まで店を手伝っていた二人は、家に帰ると真っ先にテーブルの足を確認していた。
「いないよ」
「ほんと…」
ミュージカルは駄目になり、飯店に急遽、助っ人として行き、そして博士曰く、『仲良く』しているところを目撃され、そんな慌ただしい一日がもうすぐ終わる。
ジョーとフランソワーズは、家に帰ってきた安心感で、ソファーに座り一息ついた。
そしてぐぐっと背伸びをした。
ふと見ると、目の前のテーブルにグレートの置き手紙があった。



アルベルトから聞いたよ。
我輩の代わりに飯店の手伝いに行ってくれたようで、すまなかった。
気がついたら閉店時間だったんだよ…。ほんとすまんね。
酔いも覚めたことであるし、帰るとするよ。
このお礼はミュージカルのペアチケットとゆうことでどうであるかな?
ま、本心は我輩が姫を誘い出したいところだがね。ではごきげんよう!

                           グレート・ブリテン




手紙を読んだ二人は、顔を見合わせて微笑んだ。
家の中は静かである。
アルベルトと博士はまだ地下にいるだろうが、この時間すでに作業は終わっているはずだ。しばらくしてフランソワーズが立ち上がった。

「博士にお茶を持って行こうかしら。それに、二人とも夕飯、食べたと思う?」
「たぶん、まだだろうね。今日は疲れただろ?僕も何か手伝うよ」
続いてジョーも立ち上がった。
「うん、ありがとう。もうこんな時間だから、消化の良いものがいいわね」
二人で誘い合うように、キッチンへ向かう。

そこに飾ってある3本のガーベラの花は、まっすぐに上を向いて咲いていた。
フランソワーズは、オレンジ色のガーベラを、軽くちょんと人差し指で突いた。

「花の形がね…お日さまみたい…」
フランソワーズはそう言うと、ジョーに笑顔を向けた。

「僕には笑顔の君がお日さまに見えてるよ。地上に降りた太陽みたいだ…」
ジョーは、咄嗟に口をついて出た自分の言葉に照れて、さらりとした前髪で顔を隠すように、視線をそらした。
「……なんてね。あの、今、少し照れてるから…」
ジョーは、今のは聞き流して、とでも言いたげに何事もなかったように冷蔵庫の扉をあけると、ミネラルウォーターを取り出した。
「ふふ、素敵な言葉をありがとう」
ジョーはその言葉に振り返る。
そして再びフランソワーズと視線を合わせると、返事をする代わりに笑顔を返した。

夜のキッチンに咲く綺麗なお日さま。
夜の陽だまりの空間。
気持ちを言葉にするって、ささやかだけど大切なこと
それは二人を穏やかな笑顔に導く、幸せの引力。



Fin







【Tim より】 
かねてから私は「みさやんさんの笑いのセンスが好きなんです♪」とご本人にしつこく口にしてたのですが、
そうするとある日、「4割ギャグなので、これはぜひともTim さんに貰っていただこうと…笑」と添付ファイルが!!(踊♪)
それがこのおはなしです。
取り巻く状況は辛いハズなのにあったかくて、まじめなテーマなのにユーモアがあって。
日常の生活を生きる彼らに対するみさやんさんの優しい目というのがとてもよく出てると思うんです。
とってもみさやんさんらしいおはなしで、大好きです。

お日さまのようなフランソワーズと、「……なんてね。あの、今、少し照れてるから…」(←この台詞がまたいいのよ〜♪)というジョー。
彼らが過ごす空間はこんな風な陽だまりかなあと、雰囲気を想像しながらページをつくってみました。
みさやんさんがくれた、素敵なひとときに感謝です。
(そして博士、あなた面白すぎ!)



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photo by Tim